アーセナルMFカイ・ハヴァーツのパートナーへの誹謗中傷により、10代の少年が逮捕されたようだ。
今季も公式戦29試合で13ゴール3アシストとアーセナルの攻撃陣を牽引するハヴァーツ。しかし、7日のリーグカップ準決勝ニューカッスル戦(0-2)、12日のFAカップ3回戦マンチェスター・ユナイテッド戦(1-1、PK戦3-5)では再三迎えた決定機を活かすことができず、現地で厳しい批判に晒されていた。
するとマンチェスター・U戦後、第一子を妊娠中であるハヴァーツのパートナー、ソフィア夫人に対しても誹謗中傷が殺到。『Instagram』上で「流産しろ」などと信じられないような心無い言葉がぶつけられており、本人も「自分自身を恥じて欲しい。私たちはこんなことを言われる筋合いはないわ」と力強く反応することに。『Instagram』側はコミュニティガイドラインに違反したとして当該メッセージを削除、アーセナル側は第三者機関と容疑者の特定に動いた一方で、ハートフォードシャー警察も捜査に乗り出していることが伝えられていた。
そしてイギリス『BBC』や『The Athletic』によると、ハートフォードシャー警察は21日に「セント・オールバンズ出身の17歳少年をオンライン上の誹謗中傷容疑により逮捕した」と発表した模様。法律により身元を保護されている少年は、さらなる調査を待つ間に釈放されたという。
なおミケル・アルテタ監督は、SNS上での選手や関係者に対する誹謗中傷について「我々はもう何か対策を講じなければいけない段階だ。それを受け入れて隠蔽することは恐ろしい結果を招く。これはフットボール界から根絶しなければならないよ」と明確なメッセージを送っている。