ブンデスリーガ2部に所属するハノーファーは19日、松田隼風を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2028年までとなっている。
現在21歳の松田は、2023年夏に提携クラブである水戸ホーリーホックからハノーファーのセカンドチームに期限付きで加入。左サイドバックとしてレギュラーの座をつかみ、今季はドリッテ・リーガ(ドイツ3部相当)で34試合に出場し、1ゴール4アシストを記録した。
U-20日本代表としても15キャップを重ねた松田は、今後、新監督クリスティアン・ティッツのもとトップチームの一員としてプレーすることに。クラブの公式ウェブサイトを通じて、「ハノーファー96での2年間のレンタルを経て、正式にこの伝統あるクラブの一員になれたことを大変光栄に思います。ハノーファーの街はとても素敵で、すぐに居心地の良さを感じるようになりました。これからも毎日最善を尽くし、練習でアピールして、チームの力になれるよう頑張ります」とコメントしている。
強化担当のマルクス・マン氏は、「隼風は2年前、まだとても若い選手として母国の日本からハノーファーへと大きな一歩を踏み出した。ここで着実に成長を続け、昨年はU-23チーム(セカンドチーム)の昇格にも貢献してくれたし、今季は3部リーグでも存在感を発揮した」と振り返り、「だからこそ、彼のキャリアをここで継続させたいと考え、水戸ホーリーホックと良い話し合いの末、完全移籍での獲得に至った」と説明した。
なお、ここ2シーズンはトップチームでの公式戦出場はなかった松田だが、21日の新シーズン始動に合わせて合流予定。プレシーズンを経て、トップチームでのポジション争いに挑むことになる。




