マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、FWリオネル・メッシがこそが史上最高の選手との見解を示している。
イタリアのテレビ局によるインタビュー番組『ケ・テンポ・ケ・ファ』に出演したグアルディオラ監督は、バルセロナ指揮官時代の教え子メッシが「最強」であるかと問われて、肯定することをためらわなかった。
「メッシが最強か? ペレやマラドーナへの敬意を欠くことになるだろうが、私にとってはイエスだ。練習で彼のような選手を見たことはなかったし、そんな調子を15〜20年も継続できるなど、筆舌に尽くし難いよ」
「メッシを間近に目にすれば、タイガー・ウッズやマイケル・ジョーダンのことを思い浮かべることになる。私たちは彼らと同時代を生きるという幸運に恵まれた。彼らはソレンティーノ監督の映画作品グレート・ビューティーそのものだ」
グアルディオラ監督はまた、バルセロナのフットボール哲学を形づくった故ヨハン・クライフ氏についても言及。選手時代の恩師でもある同氏が、自身の人格形成に大きな影響を与えていることを強調した。
「今の私の人生とキャリアは、クライフなしではあり得なかった。戦術について多くのことを学ばせてもらったが、何より人間的観点から今の私をつくり上げてくれたんだ。彼は天才だった。唯一無二だった。私は彼のおかげでフットボールを愛したんだよ」
その一方で、チャンピオンズリーグで対戦を望まないクラブを問われると、やはり古巣バルセロナの名を挙げている。
「良い質問だ。それはおそらくバルセロナだ、彼らに対して抱えている愛情が、私のことを打ち砕いてしまうだろう。私はバルセロナに近い町で生まれた。彼らと対戦するなんて、決して簡単なことではない」


