マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、ライバルクラブの大型補強について言及している。
今夏も各クラブが補強に巨額の資金を投じたプレミアリーグ。特にリヴァプールは総額4億4650万ポンド(約890億円)、アーセナルは2億5700万ポンド(約511億円)と、優勝候補の2クラブが歴史的な大型補強を敢行している。一方で今夏1億5000万ポンド(約299億円)を選手獲得に投じているマンチェスター・Cだが、グアルディオラ監督就任からプレミアリーグ6度優勝にチャンピオンズリーグ制覇など数々のタイトルを獲得してきたものの、その成功は「選手獲得に巨額の資金を投じたから」と度々非難されている。
そんな中でマンチェスター・Cは21日、敵地エミレーツ・スタジアムで優勝争いのライバルであるアーセナルと激突する。会見に出席したグアルディオラ監督は、アーセナルの大型補強について問われると「アーセナルが決めたことだ」としつつ、ジョークを交えながら以下のように語った。
「友人のミケル・アルテタに言いたい。もし彼がタイトルを獲得したとしても、それは彼や選手たちが努力した結果ではなく、ただ金を使ったからだろう。リヴァプールも同じだ。もしアルネ・スロットが連覇を達成しても、それは巨額の資金を費やしたからだ。そうだろう? マンチェスター・Cだけがそうだったわけじゃないだろう?」
「全員に言えることだ。聞いてほしい。長い間どのクラブも望むようにやりたいことを何でもできたんだ。どのように扱われてきたかが全く違うことは理解しているが、彼らが資金を投じるのは望んでいるからであり、それでいいはずなんだ」
「私に言えることは、彼らが賢明だということ。プレミアリーグやヨーロッパの強豪と競うために、自分たちにできることを信じて投資を行い、そのレベルに到達したんだ。そうやって一歩ずつ進み、チャンスを掴むごとに、アーセナルは着実に成長してきた。昨季はチャンピオンズリーグでも躍進したし、私が思うに最も堅実なチームである。守備でミスを犯さないし、信じられないほどソリッドだね」
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