広西宝韻のサミュエル・アサモアが頸部骨折の大ケガを負った。イギリス『ガーディアン』が伝えている。
アサモアは、シント=トロイデンで鈴木優磨や冨安健洋、鎌田大地といった日本人選手とプレーするなど、ベルギーで長年過ごした後、2024年に中国に渡り、2025年冬から中国2部甲級リーグに所属する広西宝韻でプレー。今シーズンはここまでリーグ戦24試合に出場して1得点を記録している。
2022年6月にデビューしたトーゴ代表で6キャップを記録したアサモアは、5日の1-2で敗れたホームでの重慶銅梁龍戦に先発出場。しかし、後半に相手選手との競り合いの中で、突き飛ばされてピッチ横に設置されているLEDの看板に頭から突っ込む形となり、途中交代を余儀なくされた。なお、相手選手にはイエローカードが提示されていた。
広西宝韻は6日にアサモアの状態を公表し、その中で同選手が首の骨折と神経損傷を負ったことを明かし、「重度の麻痺が残る可能性があり、今シーズンの残りすべての試合を欠場する。彼のキャリアにも甚大な影響を与えると考えられる」と発表。また、9日には同選手が手術を受け、状態が安定していることを伝えていた。
