13日のラ・リーガ第31節、本拠地シビタス・メトロポリターノでのジローナ戦（3-1）で2得点を記録したアトレティコ・マドリーFWアントワーヌ・グリーズマン（33）。2点目を決めた際にはMFロドリゴ・デ・ポールとダンスを踊っていたが、あれは息子のアマロくんに捧げたものだったようだ。
前半にPKから1-1の同点とするゴールを決め、後半開始直後にはソリスがクリアし損ねたボールを拾って、右足のシュートでチーム3点目も記録したグリーズマン。2点目の直後には腕の動き、そしてその場でのターンと、デ・ポールと息の合ったダンスパフォーマンスを披露している。
フランス代表FWは試合後、スペイン『DAZN』とのインタビューに応じて、そのダンスが4月8日に5歳の誕生日を迎えたアマロくんの要望であったことを告白（ちなみにグリーズマンの子供は、2016年誕生の長女ミアちゃんも2021年誕生の次女アルバちゃんも全員が4月8日生まれだ）。4歳下のデ・ポールにも同じように踊るよう“命令”していたという。
「あのダンスについて？ 僕の息子アマロが望んだことなんだよ。だから、デ・ポールにも息子のためにも踊れと命じたんだ（笑）。ロドリと僕は仲が良いんだよ」
なお今季公式戦得点数を21まで伸ばしたグリーズマンだが、この試合ではゴールだけでなく、チーム全体の潤滑油としても機能。後方に下がってMFコケとともにゲームをつくり、フィニッシュワークに絡み、守備でも貢献するなど獅子奮迅の活躍ぶりを見せていた。
そんなフランス代表FWを、ディエゴ・シメオネ監督は手放しで絶賛。自チームの中で「最も大切な選手」と言い切っている。
「グリーズマンはアトレティコの選手であり、アトレティコはグリーズマンがいるチームだ。今日はより解放されたようにプレーしていたが、私たちはそんな彼を必要としている」
「アントワーヌは私たちが擁する中で、最も大切な選手だ」
またジローナを率いるミチェル監督は、グリーズマンがラ・リーガで3本の指に入る選手と称賛している。
「彼は理想的な場所に理想的な監督といる。そう気付かされるよ。ワンタッチやポジショニングの妙によってチームのプレーリズムを変えられ、なおかつ、そうすることを楽しんでいる。チームメートたちをより良い選手たちにできる存在だ」
「リーガの前半戦のセンセーションはベリンガムだったが、私はグリーズマンがトップ2〜3に入る選手だと思っている」
