フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンは、アトレティコ・マドリーとの契約に安価なリリース条項が設定されているようだ。
2014年~2019年までアトレティコでエースとして活躍し、バルセロナでの2シーズンを経て、2021年夏に復帰したグリーズマン。今季はラ・リーガ全試合に出場、15ゴール17アシストと驚異的な活躍を見せた。アトレティコで通算340試合以上に出場するなど、ディエゴ・シメオネ監督のチームに欠かせない存在である。
そんなグリーズマンだが、契約解除条項は安価に設定されているようだ。フランス『レキップ』によると、選手側は今季初め、現契約に2500万ユーロ(約38億円)の契約解除条項を盛り込む交渉を行ったという。そしてグリーズマンや家族はマドリードで幸せを感じているものの、今夏の移籍市場で獲得を狙うクラブも存在するようだ。
同メディアは、現在進行している唯一の協議はサウジアラビア勢からのものだと伝えた。しかし、本人は移籍に否定的な模様。また一部で伝えられたパリ・サンジェルマンからの関心も、『レキップ』は「具体的な関心はない」としている。一方で、グリーズマン本人はアメリカでキャリアを終える希望を公にしており、現在もニューヨークに滞在中。その場でMLS(メジャーリーグ・サッカー)の主要人物らと話す機会を作っているようだ。しかし、「このタイミングで大西洋を越えるかは不明」と指摘されている。
そして『レキップ』は、「契約解除条項は設定されているが、現時点で移籍の可能性はないだろう」と結論づけている。32歳のフランス代表FWは、現時点では来季もアトレティコでプレーすることになるようだ。
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