gonda japan(C)Getty Images

好セーブ連発で日本代表を救ったGK権田修一「シュートを止めることしか僕の存在意義はない」

日本代表GK権田修一が、ドイツ代表戦を振り返った。

強豪ドイツとの初戦を迎えた日本。前半にPKから失点し、その後も苦しい時間が続いた。しかし後半途中から出場した選手たちが流れを変え、75分に堂安律、83分に浅野拓磨がネットを揺らし、見事2-1で逆転勝利を収めた。

この試合では失点につながるPKを献上した権田だが、試合を通じてファインセーブを連発。『Opta』によると、マークした8つのセーブはワールドカップにおける日本代表史上2番目の記録に。試合をつなぎとめ、逆転劇を呼び込むパフォーマンスを披露している。

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権田はPK後のメンタルコントロールについて、「GKをやっている中で失点には絡むので、その後の切り替えは普段から清水エスパルスで大事にしていました。普段からそこをしっかりやっていたおかげで、今日ここでもしっかり切り替えてできたのは良かったかなと思います」と振り返った。さらに、ロースコアに抑えることを意識していたと語っている。

「本当は失点しないで0-0で推移するのが僕らのプランだったので、僕がPKを与えたことでチームとしては少し狂っちゃいました。ただロースコアで推移していれば、サウジアラビアもそうですけど、僕らがしっかり最後まで走り切れればチャンスがあるとチームのみんなで話していました。僕の仕事は、1点取られようが2点取られようが、とにかくできる限りロースコアで終えておくことです」

この試合の後半途中には、シュート4本を連続でストップする場面も。このセーブによって2ゴールでの逆転劇が生まれている。称賛の声も相次いでいるが、33歳GKは「シュートを止めることが自分の存在意義」と断言した。

「もう必死ですよね。シンプルに、もう止めるしかないじゃないですか。どういう状況であっても、枠に飛んできたシュートを止めることしか、僕の存在意義はない。チームとしてポゼッションをやりたくて、それに長けているGKもいて。その中で僕を使ってもらっている意味は、やっぱり最少失点でというところ。やっぱり最終予選からずっと使ってもらっている中で、そこが僕の存在意義。だからもう必死です」

優勝候補相手に劇的な逆転勝利を挙げた日本。27日には次戦でコスタリカと対戦するが、最後尾でチームを支える守護神の活躍にも注目だ。

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