カタール・ワールドカップグループステージ第2節が27日に行われ、スペイン代表とドイツ代表が対戦した。
初戦大勝したスペインはガビやペドリ、マルコ・アセンシオら前線に変化はなし。一方、日本代表に敗れたドイツはイルカイ・ギュンドアンがトップ下に入り、中盤はヨシュア・キミッヒとレオン・ゴレツカのコンビになった。
立ち上がりはスペインがボールを支配し、ガビを中心に中央から襲いかかる。7分にはダニ・オルモの強烈なミドルシュートが強襲するが、マヌエル・ノイアーが片手で弾いた。だが、徐々にドイツも前に出られるように。右サイドのセルジュ・ニャブリから仕掛け、シュートチャンスを得る。
40分には、FKからアントニオ・リュディガーが合わせてドイツがネットを揺らす。しかし、惜しくもオフサイドで得点は取り消しとなった。その後、スペインが攻撃的な姿勢を見せるも、ドイツが体を張ってスコアレスで前半を終えた。
56分にはドイツのハイプレスから最後はキミッヒがエリア内からシュートを放つが、GKウナイ・シモンがセーブした。
すると62分、スペインが一瞬のスキを突く。交代で入ったばかりのアルバロ・モラタがジョルディ・アルバのグラウンダーのクロスを右足アウトで合わせ、ついにマヌエル・ノイアーを破った。
ゴールが必要になったドイツはリロイ・サネ、ニクラス・フュルクルーク、ルーカス・クロスターマンの3人を一気に投入する。73分には裏に抜け出したジャマル・ムシアラが至近距離からシュートを放つが、GKシモンの正面に打ってしまい、同点ゴールは生まれない。
しかし、諦めないドイツが意地を見せる。83分、サネ、ムシアラとつなぐと、最後はフュルクルークが右足で強烈なシュートを叩き込み、ドイツが同点に追いつく。
結局、試合は1-1のドローで終了。グループEは首位がスペインで4ポイント、日本とコスタリカが3ポイントで並び、ドイツは1ポイントで4位に。しかし、最終節の結果次第では最下位のドイツにも突破の可能性がある大混戦となっている。
