ドイツ代表は、23日のカタール・ワールドカップ初戦で日本代表に1-2で敗れ黒星スタートになった。主将のGKマヌエル・ノイアーは試合後、『ARD』のインタビューに応じた。
ドイツは33分にMFイルカイ・ギュンドアンがPKから得点を記録し、1点リードで後半へ。しかし、途中出場のMF堂安律が75分に同点弾をマークすると、83分にはFW浅野拓磨にもゴールを許し、逆転負けしている。
ノイアーは落胆の表情で試合後インタビューに対応。敗因について「一つは当然、いくつもの好機を決め切れなかったこと、もう一つは終盤は守りが良くなかったからだ」と振り返り、以下のように続けた。
「(後半途中から)日本のプレスが増し、ハイプレスを受ける状況が増えた。僕らは落ち着いて前方へプレーすることができなかった。もっとテンポよくプレーすべきだったね。前半のようにもっと強いパスを出し、ポジショニングももっと上手くするべきだった。そのあたりが敗因だと思う」
「もっと自信をもってプレーしなければいけない。前半は十分な自信をもっていて、パフォーマンスも良かった。危険な試合ではなかった。でも僕らは相手を強くしてしまった。強い気持ちを見せ、シグナルとなるパスを前方へ通さないと、逆に苦しむことになる」
「惜しいチャンスもあったが、相手GKも良いセーブをした。それでもゴール、2点目を決めなければいけない。そういう絶対的な決意が足りなかったのが決め手となった。それにより日本は『これはいける』と信じ始めた」
「みんな失望していて、フラストレーションを感じている。試合直後なので、何故こうやって主導権を失ったのか、まだ理解に苦しんでいる」
なおドイツは、27日に行われるグループE第2節でスペインと対戦。日本はその日、コスタリカ戦に臨む。
