Julian Nagelsmann Germany 09042025(C)Getty Images

歴史的黒星のドイツ代表、指揮官がチームを痛烈批判「熱量といったごく基本的な部分からして…」

ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督は、0-2で敗れたスロバキア戦後にチームの姿勢を厳しく批判した。

ドイツは4日、ワールドカップ欧州予選でスロバキアと対戦。フロリアン・ヴィルツやヨズア・キミッヒら主力を先発に並べたが、42分に先制を許すと、後半立ち上がりにも強烈なシュートで追加点を奪われる展開に。最後まで1点が遠く、0-2で敗れている。

この敗戦はドイツにとって、W杯予選のアウェーゲームにおける初の敗戦に。試合後にナーゲルスマン監督は、ドイツ『ARD』のインタビューで次のようにコメントした。

「熱量といったごく基本的な部分からして、相手は我々よりもはるかに上だった。それは事実だ。さらに恐ろしいことに、そのうえで相手のほうがサッカーのクオリティでも我々を上回っていた」

さらに、過去の大会にも触れながら以下のように続けている。

「それはカタール(W杯)でも、EUROのハンガリー戦でも同じで、デンマーク戦でもほぼそうだった。この熱量を出せないのなら、もうこの本を閉じるしかない。(こういう試合では)クオリティは大事ではないからだ」

「クオリティにこだわるよりも、すべてを出し切る選手を優先すべきなのかもしれない。今日に関しても、ベストプレーヤーを揃えるよりもその方が良い結果を生んでいたはずだ。これは間違いない」

それでも、今後のメンバー大幅入れ替えの可能性については「いや、私の手元に150人ものドイツ代表候補がいるわけではない」と返答。チームへの信頼は失っていないことを強調した。

「チームを信じているが、全員が理解しなければならない。相手がどこであろうと、残り5試合はすべて明確に勝たなければならないことをね。さもないと、3月にはプレーオフを戦うことになる。本戦に出たいなら、その覚悟で臨むべきだ」

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