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ドイツ代表、日本代表戦の布陣を現地メディアが徹底予想…キミッヒは右SBで三笘薫と対峙?「残された時間は多くない」と警鐘も

日本代表は9月の欧州遠征にて、現地時間9月9日の国際親善試合でドイツ代表、12日のキリンチャレンジカップ2023でトルコ代表と対戦する。

9日に迎えるドイツ代表との一戦は、昨年のカタールワールドカップ以来となる再戦に。ドイツ代表はこの代表活動の結果次第で、指揮官であるハンジ・フリック監督の去就が考慮されると報じられるなど、重要な試合と位置づけられている。

そんな一戦を前に現地『スカイスポーツ ドイツ』が日本戦の展望を描き、ドイツの布陣やスタメンを予想した。

W杯以降の公式戦でも4戦未勝利となっているドイツ。同メディアは「9カ月後に迫った欧州選手権の本大会までに、チームを本調子に戻すためのテストマッチをあまり残していない」と指摘。劇薬としてヨシュア・キミッヒを中盤から右SBにコンバートする可能性が高いとしている。

理由として、今週ドイツはU-20ドイツ代表と非公開のテストマッチを行っており(5対0)、フリック監督がすでにキミッヒを右SBとして起用していたという情報を紹介。「ポゼッション時にキミッヒは中央にポジションを移した」と、可変の可能性を示唆した。その際には、ニクラス・ジューレとアントニオ・リュディガー、そして左SBのニコ・シュロッターベックで3バックを形成していたとのこと。

U-20代表とのテストマッチでは、新キャプテンのイルカイ・ギュンドアンと共にエムレ・ジャンが中盤で先発。「レロイ・サネ、フロリアン・ヴィルツ、セルジュ・ニャブリ、カイ・ハヴァーツが攻撃的なプレーを見せた」と前線について言及したものの、右サイドはヨナス・ホフマンがニャブリより優先される可能性があるとしている。

以上のことから同メディアは、GKにテア・シュテーゲン、4バックは右からキミッヒ、ジューレ、リュディガーとシュローターベックが並び、ジャンとギュンドアンが2ボランチに。アタッカーには右からホフマンとヴィルツ、サネが名を連ね、ワントップをハヴァーツが務めると予想した。

『Sky』の専門家ホルスト・ヘルト氏は「この布陣は非常に有望だ」と明言。「キミッヒを右SBに起用することには2つの理由がある。まず、守備には安定感が必要だ。これまでは反撃に遭い続け、簡単に失点していた。そして、我々には得点の脅威を生み出せる攻撃的な選手が十分にいる」と元ドイツ代表は説明している。

日本時間10日の3時45分にキックオフが予定される注目の一戦。『Sky』は「代表監督を良いパフォーマンスでバックアップし、ドイツのファンを魅了することが選手たちの義務」と厳しい言及をし「チームにとって、事態を好転させ、楽観主義の精神を生み出すための残された時間は多くない」と警鐘を鳴らした。まさに"崖っぷち"という表現が過言ではないであろうドイツは、目の色を変えて日本と対峙することが予想される。

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