ドイツサッカー連盟(DFB)は22日、同国A代表監督にユリアン・ナーゲルスマン氏が就任することを発表した。契約期間は来年6月に開催されるEURO2024終了後の2024年7月31日までとなっている。
昨年末のカタール・ワールドカップ(W杯)で日本代表と同グループとなったドイツ代表は、無念のグループステージ敗退。2大会連続のW杯グループステージ敗退となった中で、自国開催のEURO2024に向けてハンジ・フリック監督を続投させていた。
しかし今月9日の国際親善試合で、W杯で敗れた日本代表とホームで再戦するも、1-4と惨敗。W杯後の6試合で1勝1分け4敗と不振に陥ったことで、日本代表戦後にフリック監督を解任していた。
新指揮官が注目された中、DFBは36歳のナーゲルスマン氏にA代表チームの指揮を託すことに。ナーゲルスマン氏は「我々は自国でEUROを開催することになる。数十年に一度のことで、それは特別なことだ。偉大な国で素晴らしい大会が開催されるということで、優勝への強い願望がある。この挑戦に取り組んでいきたい。来年には我々は結束力の強いグループとなるだろう」と意気込みを語っている。
28歳時にホッフェンハイムの監督に就任してブンデスリーガ史上最年少監督の記録を更新したナーゲルスマン氏はその後、RBライプツィヒ指揮官を経て、2021年夏にバイエルンの監督に就任。初年度にブンデスリーガ優勝を達成したが、今年3月にバイエルン指揮官を解任されていた。
ナーゲルスマン氏はこの後、アシスタントコーチを務めるサンドロ・ワグナー氏とベンヤミン・グリュック氏と共に、10月14日に行われるアメリカ代表との国際親善試合で初陣を迎えることになる。