2020-11-27 Napoli Maradona PrayGetty Images

ナポリ指揮官ガットゥーゾが英雄の死を惜しむ「天国で妹と挨拶してくれることを望む」

ナポリ指揮官ジェンナーロ・ガットゥーゾが、同チームのレジェンドであるディエゴ・マラドーナの訃報について追悼のコメントを口にしている。

現地時間26日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループリーグ第4節で、ナポリはHNKリエカをホームに迎え撃った。この試合はナポリがアドバンテージを握り、2-0で勝利を収めている。初戦AZに敗れたナポリだったが、そこから3連勝でグループリーグ首位に躍り出た。

また、この試合のキックオフ直前には25日に逝去したマラドーナを偲んで黙祷が行われた。ナポリのスタメン11人は全員「MARADONA 10」のネームを入れたユニフォームを着用し、英雄の他界を惜しんだ。

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試合後の会見で指揮官ガットゥーゾは「ディエゴは特別なレジェンドだ。永遠にみんなの中で生き続ける」とマラドーナについて言及した。

「ディエゴとは素晴らしい思い出が多くある。一緒にディナーも楽しんだよ。彼は他界したかもしれないが、並外れて印象的な人物だったから、みんなの記憶から消えることはないだろう。一方で人生において間違いを犯した人物でもあった。でも人間はそういうものだし、誰にでも通じる要素も彼にはあったね」

「昨日、ナポリ市内をドライブしていても、街の雰囲気は全く違った。ディエゴは他の惑星から来た選手だった。彼が天国で、私の妹(2020年6月闘病の末に他界)と会って挨拶してくれることを望むよ」

「サン・ジェナーロ(ナポリの守護聖人)とディエゴ、どちらがナポリ市にとって重要な存在であるか、私にはわからない。ただ、彼がここで成し遂げたことはまさに特別だった。スクデットが北のクラブ(ユヴェントス、ミランなど)に持っていかれる状況下、ナポリに栄光をもたらしたのがディエゴだったね。この地域全体に夢を与えた偉大な選手。ディエゴはそんな街を愛し、愛された存在だった」

ナポリはこれでEL3勝1敗となり、グループ首位に浮上した。指揮官ガットゥーゾは「パフォーマンスは3週間前のアウェー戦よりだいぶ良くなった。それでもミスが散見されるし、納得できる状況ではない。でも、ここ11試合で8試合に勝ったことは重要だ。チームは間違いなく良い状況へと変わりつつある」と発言。そして次のように述べ、ナポリが目指すべき方向を強調した。

「ガラクティコス(レアル・マドリー)やバルセロナが好きで、それをナポリに期待しているのなら、それは間違った思考だね。私がこのチームで見たいのは、ひたすらハングリーであり、手を取って助け合うというスタイルだ」

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