現地時間18日、イングランド・プレミアリーグは第8節が行われ、アーセナルは敵地クレイブン・コテージでフラムと対戦した。
リヴァプールの失速もあり、首位に立ったアーセナル。層の厚い攻撃陣はギョケレシュをトップに置き、2列目は右からサカ、エゼ、トロサールという並び。主将のウーデゴールが負傷離脱を強いられた中盤はライスとスビメンディが組んだ。
2連敗中のフラム相手に、首位チームが圧倒するかに思われたが、フラムも4-4の守備ブロックで応戦し、アーセナルに決定機を与えない。
それでも16分、ロングパスに抜け出したトロサールがペナルティーエリア左から折り返したボールをゴール前のカラフィオーリが左足でゴール右へと沈める。ファインゴールかと思われたが、これはオフサイドによりノーゴールとなった。
ボールを保持するアーセナルだが、なかなかシュートまで持ち込めず。逆にカウンターから思い切りのいい速攻を仕掛けるフラムが積極的にシュートを放ち、アーセナルゴールを脅かしていく。
36分にはサカのパスに抜け出したギョケレシュがエリア内右から右足で狙うが、これは角度に欠けGKレノがはじき返した。
チームとしてよく守れているフラムだが、42分にアクシデントが発生。足を痛めたアンデルセンに代わり、ディオプが投入された。
前半、70%ものボールポゼッションを誇りながら、枠内シュートわずか1本に終わったアーセナル。無得点のまま迎えた後半も、アーセナルが優位い試合を進める。
均衡が破られたのは58分。右CKをニアサイドのガブリエウが逸らし、ファーポストのトロサールが右の太ももで押し込んでアーセナルが先制した。
先制したアーセナルは62分、エゼに代えてメリーノを投入。フラムも64分にキングとケアニーを下げてケビンとスミス・ロウを投入する。
すると直後の65分、入ったばかりのケビンがエリア内ギリギリのところでサカを倒したとしてアーセナルにPKが与えられる。しかし、VARの結果、ケビンの足がボールに触っていたとして、PKは取り消しとなった。
追加点の欲しいアーセナルだが、フラムの粘りもあり突き放せず、1点差のまま9分という長いアディショナルタイムに突入。首位の状況を考えればこのまま逃げ切りたいアーセナルに対し、追いつきたいフラムもロングボールからのこぼれ球を狙う。しかし、リーグ最少失点のアーセナル守備陣から同点ゴールを奪うことは最後まで叶わず、逃げ切ったアーセナルが敵地で競り勝ち、首位の座をキープした。
■試合結果
フラム 0-1 アーセナル
■得点者
アーセナル:トロサール(58分)




