現地時間22日、UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)はリーグフェーズの第3節が行われ、遠藤航の所属するリヴァプールは敵地ドイチェ・バンク・パルクで堂安律の所属するフランクフルトと対戦した。
泥沼の公式戦4連敗を喫しているリヴァプールは、ついにサラーをベンチに置く決断をする。前線はイサク、エキティケ、ガクポを並べ、中盤はヴィルツ、ソボスライ、カーティス・ジョーンズという布陣に。また負傷により欠場が続いてた遠藤だが、ようやく復帰し遠征メンバー入りを果たした。
立ち上がりからリヴァプールがボールを保持して主導権を握る中、堂安が先発のフランクフルトも集中した守備からの入りを見せる。19分にはリヴァプールにアクシデントが発生。フリンポンが足を痛めて自ら交代を要請し、ブラッドリーとの負傷交代を強いられた。
試合が動いたのは26分。自陣から堂安も絡みながらフランクフルトがビルドアップしていき、エリア内右でボールを受けたクリステンセンが迷わず右足を振り抜くと、強烈なシュートが逆サイドネットに突き刺さり、フランクフルトが先制する。
ボール保持で上回りながらも負傷者を出し、先制を許す嫌な展開となったリヴァプール。32分にはガクポの左クロスをブラッドリーがフリーで合わせるが、叩きつけたヘディングはGKツェッテラーが触ってゴール左へと外れた。
それでも35分、自陣ゴール前で相手のクロスのこぼれ球を拾ったロバートソンがダイレクトで前線にボールを送りカウンター。抜け出したエキティケがGKとの1対1を沈めてリヴァプールが同点に追いつく。
さらに39分、ガクポの左CKをニアサイドに走り込んだファン・ダイクが頭で合わせ、あっさりと逆転すると、44分にはソボスライの右CKをコナテが頭で合わせ、両センターバックの得点によりリヴァプールが3-1とリードを広げた。
ハーフタイムにイサクを下げてキエーザを投入したリヴァプールが後半もペースを握り、フランクフルトは前からプレスをかけるもののなかなかボールを奪うことができない。58分にはプレスバックした堂安がC・ジョーンズを倒してしまいイエローカードを提示された。
フランクフルトは64分に堂安とゲッツェを下げてブルカートとウズンを投入。流れを変えたいところだが、直後にリヴァプールが追加点を挙げる。
66分、ドリブルで持ち上がったソボスライのスルーパスに抜け出したヴィルツがエリア内右からダイレクトで折り返すと、ファーポストに走り込んでいたガクポが押し込んで4-1と突き放した。
さらに70分、ヴィルツの横パスを受けたソボスライが右足でミドルシュートを沈め、リヴァプールが5点目を挙げる。
勝利を手中に収めたリヴァプールはエキティケ、ガクポ、コナテを下げてサラー、マクアリスター、ゴメスを投入。最後までフランクフルトに反撃の隙を与えなかったリヴァプールが、公式戦の連敗をようやくストップし、大勝を飾った。
■試合結果
フランクフルト 1-5 リヴァプール
■得点者
フランクフルト:クリステンセン(26分)
リヴァプール:エキティケ(35分)、ファン・ダイク(39分)、コナテ(44分)、ガクポ(66分)、ソボスライ(70分)





