フランス代表のディディエ・デシャン監督は、2030年のワールドカップについて自身の見解を示している。
国際サッカー連盟(FIFA)は4日、2030年ワールドカップを3大陸6カ国で開催すると発表。開幕3試合はウルグアイ、アルゼンチン、パラグアイで1試合ずつを行い、その後スペイン、ポルトガル、モロッコの共催になる。この決定は来年のFIFA総会で承認される見通しとなっており、史上初めて3大陸でのワールドカップが実現することになる。
しかし、各国の指揮官からは批判の声が上がっている。前日にはイングランド代表のガレス・サウスゲート監督も「競争の誠実性を理解していないことは今ひとつ理解できない」と苦言を呈していたが、フランス代表のデシャン監督も会見で否定的な見解を述べた。
「それがトレンドであるという事実を超えている。複数の国にまたがり、南米大陸で開催されるというのも特徴的だ。どの国がそこで試合をするのかはわからないが、南米諸国が有利であり、他の国は長距離の移動を強いられることになるだろう」
「誰が決定を下しているのかはわからないが、私はスポーツや倫理観といったレベルで一貫性があるものを好んでいるという事実を隠すつもりもない。今回の決定は、一貫性がないと思うよ」
