フランス代表FWキリアン・ムバッペは、FWオリヴィエ・ジルーからの苦情に影響されていたことを認めた。
EURO(ユーロ)2020の優勝候補の筆頭であるフランスだが、初戦を前に不穏な空気が流れる。親善試合のブルガリア戦後、ジルーが危険なエリアに走り込んでいてもボールを受けられないと苦言。これは暗にムバッペへのものだと解釈され、両選手の間に不協和音が生じたと報じられていた。
そんな中、開幕戦となるドイツ戦を前にしたプレスカンファレンスで、ムバッペは「オリヴィエと話をした。何があったかみんなも知っているはずだ。これに少し影響されていたことは事実だ。でも、大ごとにしたいとは思わない。僕たちはフランスを代表していて、これ以上に大切なことはないからね」と話し、問題がないことを強調した。
「彼の言ったことがこれ以上に僕を煩わせたりしていない。僕はストライカーで、試合の中で365回はそんな気持ちになっている。僕はロッカールームで彼を称えたけど、彼は何も言わず、その後で僕はメディアからあのことを耳にした。彼は何も悪いことを言ってはいない。ただ公に話すよりも、ロッカールームで直接言ってほしかった」
「でも、何も問題はない。とっても些細なことだ。僕たちがお互いの足を引っ張り合うようなことをこのチームは必要としていない」
また、ディディエ・デシャン監督はフランス『Telefoot』で、両ストライカーについて「個別に呼び出す必要もなく、グループ全体でこの件について話し合った。最も重要なことは内部でのことで、チーム内に何も問題はない」と話している。
