フランス代表のディディエ・デシャン監督について、フランスサッカー連盟の会長が信頼を強調した。
EURO2024の優勝候補筆頭と評価されてきたフランス。開幕戦はオーストリアに勝利したものの、続くオランダ戦とポーランド戦は引き分けに終わり、グループ2位で決勝トーナメントへ。それでもラウンド16でベルギーに勝利し、準々決勝ではポルトガルとのPK戦を制して準決勝へ駒を進めていた。そして迎えた9日の準決勝スペイン戦、8分にコロ・ムアニが先制ゴールを奪ったものの、21分にラミン・ヤマルの大会最年少ゴールで追いつかれると、その直後に逆転を許し、1-2で敗れている。
今大会は、準決勝までの5試合でオウンゴール2つとPK1つでの得点しか奪えず、準決勝でようやく流れの中から初ゴールを奪ったものの、6試合で4ゴールにとどまったフランス。大会期間中からその戦いには批判が集中しており、選手だけでなくデシャン監督にも厳しい声が相次いでいた。2026年ワールドカップまで契約を結んでいるものの、その進退にも注目が集まっている。
しかし、現行契約の満了までチームを指揮することになりそうだ。フランスサッカー連盟のフィリップ・ディアロ会長は、フランス『レキップ』で明言した。
「彼の契約に疑問を抱く理由はない。過去の実績が物語っているし、目標は達成した。ディディエは任務を続行する」
「この準決勝で何が足りなかったのか、さらに上を目指すために何ができたのか、より深く分析するために今後数日以内に話し合うつもりだよ。この1カ月間で、非常に多くのプロ意識や探究心を見ることができた。フランスをこの方向に進めていく必要がある」
2012年からチームを率いるデシャン監督の下、出場した6つの主要大会(ワールドカップとEURO)で4回準決勝に進出し、2018年ワールドカップでは頂点に立ったフランス。次回ワールドカップもチームを指揮することになりそうだ。
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