ノッティンガム・フォレストがモーガン・ギブス=ホワイトの獲得を目指すトッテナムに対する法的措置を検討しているようだ。イギリス『BBC』が伝えている。
昨シーズンのヨーロッパリーグを制して新シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を獲得し、プレミアリーグでの巻き返しを目指すトッテナム。今夏にアンジェ・ポステコグルー監督を解任してトーマス・フランク監督を招聘した同クラブは、今夏の移籍市場で積極的な動きを見せている。
すでに川崎フロンターレから高井幸大、ウェストハム・ユナイテッドからモハメド・クドゥスを獲得。さらなる補強を目指し、ノッティンガム・フォレストで活躍するギブス=ホワイトへの関心を強め、一部では契約解除金となる6000万ポンド(約120億円)の支払いで合意に至ったと伝えられていた。
しかし、トッテナムのギブス=ホワイト獲得プロセスに問題があった可能性が浮上。同メディアなどによると、ノッティンガム・フォレストが許可を出していないにもかかわらず、ノースロンドンのクラブは違法に選手側へ接触したようだ。
また、ノッティンガム・フォレストとギブス=ホワイトが結ぶ契約に付帯する契約解除金の金額は公表されていないものの、トッテナムのオファーが契約解除金と同等額であったことからリリース条項に関する守秘義務が破られたともクラブは考えているようだ。
そのため、現時点でノッティンガム・フォレストはトッテナムとの接触を止めており、このまま移籍が破談になる可能性がある。また、クラブはプレミアリーグに対してトッテナムの違反を訴え、さらに法的措置を検討している。その一方で、トッテナムは依然としてこの移籍をまとめられる可能性があると考えているようだ。




