2日のラ・リーガ第22節、バルセロナはホームでのアラベス戦に臨む。前日会見に出席したハンジ・フリック監督は、勝ち点3を獲得するためには、失点を防ぐ必要性があることを強調している。
「各試合が異なるものだが、いずれにしても私たちは勝利を求めている」
「私たちが自覚しているのは、しっかりと守って、失点をゼロに抑えなければいけないということだ。そしてゴールを決めるためのチャンスをつくり、勝ち点3を獲得する。直近5試合の内、3試合ではキックオフから10分以内に失点した。私たちは注意を払わなくてはならない」
今季のバルセロナは強豪との試合に強く、その一方で中小チームにつまずいている。その理由を問われたフリック監督は、次のように返答した。
「必要とされているパフォーマンスから5〜10%質を落としてしまえば、勝利はつかめない。どのチームもラ・リーガ1部に残るために戦っており、だからこそバルサの良さを最初から示さなくてはいけないんだ。それが私の求め続けていることにほかならない」
現在、首位レアル・マドリーと勝ち点7差で3位に位置しているバルセロナ。ドイツ人指揮官は、この状況が自分たちが生み出したものにほかならないことを強調した。
「この状況の責任は私たちにある。私たちは多くの勝ち点を失ってしまった。チームは試合に勝ち続けて、マドリーにプレッシャーをかけなくてはならない。勝ち点7差を縮めるのは簡単ではないが、私たち戦い続けるよ」
イニャキ・ペーニャがミーティングに遅刻したことをきっかけに、GKのレギュラーを同選手からヴォイチェス・シュチェスニーに変更したフリック監督。マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンの長期離脱によって加入したポーランド人GKが、現チームの“守護神”という認識で間違いないのだろうか。
「ああ、今はそうだ。彼がナンバー・ワンだよ」