ベルギー1部シント=トロイデン(STVV)は日本代表GKシュミット・ダニエルのフランス1部メス行きが破談に終わった件で、国際サッカー連盟(FIFA)に苦情を申し立てる考えと、地元紙『Het Belang van Limburg』が報じている。
STVVとの契約が最終年に突入し、メス行きが濃厚となっていたシュミット。報道によれば、フランス1部に復帰を果たしたメスで今夏の移籍市場最終日にメディカルチェックを受けるも、それを通過できなかったとの理由で移籍が成立せず。シュミットは結局、少なくとも今冬までSTVVに残ることが決まった。
一方で、地元紙によればメディカルチェックの結果を開示していないメスに不信感を抱くSTVVは、FIFAへの苦情申し立てを準備するという。またSTVVはシュミットの売却で見込んでいた移籍金を得られず、予定していたFWの補強も見送らざるを得なかったとも伝えられている。
なお、STVVは今夏に新たな正守護神としてU-22日本代表GK鈴木彩艶を期限付きで獲得。自身の退団を前提にすでにGKの序列が定められていたため、シュミットは実質メンバー外の4番手という立場に置かれ続ける可能性もあるようだ。
