フィオレンティーナは、アタランタに所属するイタリア代表FWニコロ・ザニオーロの獲得に迫っているようだ。イタリアメディア『スカイスポーツ』が30日に報じている。
昨夏に所有元のガラタサライからアタランタへ買い取りオプション付きのレンタル移籍で加入し、1年半ぶりにセリエAへ復帰したザニオーロ。しかし、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督の下ではリーグ戦での先発がなく、出場機会に恵まれない状況が続いている。
そんな中、ザニオーロが下部組織時代の2016年夏までを過ごしたフィオレンティーナが獲得に動いている模様。『スカイスポーツ』によると、今季終了まで期限付きで加入しているアタランタとフィオレンティーナは合意に至ったことが報じられており、アタランタ側がガラタサライとのレンタル契約を解除するという。
ザニオーロは2027年6月末までガラタサライと契約を残しているが、フィオレンティーナは交渉を続けており、条件達成による買い取り義務付きのレンタル移籍の実現に向けて代理人を通じて話し合っているようだ。残すは買い取り義務の発生条件となる試合数など詳細のみで、また買い取り金額は1600万～1700万ユーロ（約26～27億円）に設定される可能性が高いと伝えられている。
なおフィオレンティーナは今冬、イタリア代表MFニコロ・ファジョーリの獲得にも取り組んでおり、所属先のユヴェントスと面会したという。買い取り義務の有無や義務発生の条件、買い取り金額などが焦点となるようだ。今後の動向に注目が集まっている。
