フィオレンティーナのロッコ・コミッソ会長が、フィレンツェの地元紙『コリエレ・フィオレンティーノ』のインタビューに応じ、メルカートなどについて語った。
近年、フェデリコ・キエーザやドゥシャン・ヴラホヴィッチら主力メンバーをユヴェントスへ売却してきたフィオレンティーナ。今夏は、アルゼンチン人FWニコ・ゴンサレスを手放したが、イタリア系米国人のコミッソ会長は、「契約が破られるためにあるのはサッカーの世界だけ?」と問われると、自身の見解を示した。
「まさにニコ・ゴンサレスと我々の間で起きたことだ。私はニコを放出したくなかったが、どうすれば良いというのか…。彼とは契約を延長していて、私は今夏、アルゼンチン代表の合宿先だったニュージャージーにまで会いに行ったんだ。(同じくフィオレンティーナに所属するルーカス・マルティネス)クアルタは挨拶に来てくれたが、ニコは部屋から出てこなかった。疲れていたのだろうね…。これが人生というものさ。仕方ない。しかし問題は契約が破られることではなく、何も得ないことだ」
またフィオレンティーナ会長は、2020年に移籍金約5000万ユーロ(約81億円)+ボーナスで手放したフェデリコ・キエーザや、2022年に約7000万ユーロ(約113億円)+ボーナスで売却したドゥシャン・ヴラホヴィッチにも触れた。
「ユヴェントスは(今夏)、キエーザを1200万ユーロ(約20億円)でリヴァプールへ売却した。ファンは、我々がスポーツ面だけでなく、財政面も考慮しなければならない企業であることを理解していない。1年目にキエーザを引き留めたことは正しいが、2年目には売るべきなんだ」
「ヴラホヴィッチの売却も正しかった。もし引き留めていれば、移籍金がゼロになっていただろうからね。3選手の売却でユーヴェから得た1億5000万ユーロ(約243億円)は、チームを作り上げる助けになったよ」
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