国際サッカー連盟(FIFA)は、今夏に行われるワールドカップで「全員参加」に注力すると明かした。
現在世界中の注目を集めるイラン情勢。28日、アメリカとイスラエルは首都テヘランを含むイラン主要都市への空爆を開始すると、イランは報復としてイスラエルやアラブ首長国連邦、カタール、バーレンなど湾岸地域の米空軍基地へのミサイル攻撃を行った。その後、イランの最高指導者アリ・ハメネイ師が死亡したことが一斉に報じられるなど、緊張は高まっている。
そうした中、今夏にアメリカ、メキシコ、カナダの3カ国で行われるワールドカップの状況にも注目が集まっている。2025年6月の段階で、アメリカはイラン国民に対して渡航禁止例を発令。「主要なスポーツイベント関係者は例外」とされていたが、昨年12月のワールドカップ抽選会前には複数のイラン代表選手団のビザ発給が拒否されている。そして今回の軍事行動を受け、イラン・イスラム共和国サッカー連盟(FFIRI)のメフディ・タージ会長は「ワールドカップを楽しみにするのは難しそうだ」と参加に悲観的な見解を示していた。
しかし、FIFA側は「全員参加」を目指している模様。ウェールズで行われた国際サッカー評議会(IFAB)の会合にて、FIFAのマティアス・グラフストローム事務局長は以下のように語った。
「今朝、みなさんと同じようにニュースを読んだ。本日は年次総会であり、詳細についてコメントするのは難しい」
「もちろん、世界情勢の動向は注視している。ワシントンで抽選会が行われ、全チームが参加した。もちろん我々の目標は、全員が参加する安全なワールドカップの開催だ」
