レアル・マドリーのドイツ代表DFアントニオ・リュディガーの行動が、またも物議を醸している。ドイツ紙『ビルト』は、ヘタフェ戦での一件を受け、今夏の北中米ワールドカップ(W杯)メンバー入りを見送るべきだと報じた。
レアル・マドリーは2日に行われたラ・リーガ第26節でヘタフェとのホーム戦に0-1で敗れた。試合の27分、リュディガーはすでに倒れていたヘタフェの左サイドバック、ディエゴ・リコに膝から突っ込み、顔面に直撃。主審やVARは見逃し、リュディガーはイエローカードすら受けなかった。
スペイン国内ではレッドカードが出なかったこともあり、物議を呼んだこの行為だが、ドイツでも大きな話題になっている。『ビルト』はこの場面について、「もはや単なる激しいファウルではなく、ほとんど襲撃に近い」と表現。「この件は改めて、リュディガーが限界状況に陥ると自己制御ができないことを示しており、だからこそW杯に連れて行くべきではない」と指摘した。
ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督は先日、各クラブでレギュラーを張るスター選手であっても招集しない可能性を示唆していた。記事では、選外候補のトップはリュディガーだとしたうえで、「まず、スポーツの基本ルールに反するこうした繰り返される不正行為は受け入れられない。さらにチームとしても必要ではない。ニコ・シュロッターベックとヨナタン・ターという強力なセンターバックがいるからだ」と理由を挙げている。
また、リュディガーの過去の問題行動も列挙された。昨年3月のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグで、相手のアトレティコ・サポーターに向けて“首切り”ジェスチャーをした件。翌月のコパ・デル・レイ決勝バルセロナ戦延長戦で、ベンチから主審に向かって物を投げつけた件。そして三つ目として、2022年カタールW杯日本戦で、1-2で敗れた試合中にFW浅野拓磨を嘲笑するような“挑発走り”を見せた件だ。
記事は最後に「悪い例が多すぎる。改善しない者は、自宅で待機するしかない」と締めくくっている。
