FIFA(国際サッカー連盟)は、すべてのクラブに対してU-20またはU-21カテゴリーのホームグロウン選手を常時1名以上出場させることを義務化するルールを検討している。
『The Athletic』によると、FIFAは声明で、この義務化案に関する関係者全員との協議プロセスが理事会にて全会一致で承認され、来年中にFIFA理事会に提出される予定だと発表。この件の関係者は、まだこの案が決定事項ではないが、27日に夜に6つの連盟会長全員で前向きな協議が行われたことを明かしたという。
選手育成を促進するために新ルールの導入を検討しているFIFAだが、この協議では「ホームグロウン選手」の定義についても議論された模様。中堅クラブだけでなくトップクラブでも、より定期的に若手選手が試合に参加することを促すことが目的だと伝えられている。
なお、プレミアリーグの現行ルールでは、各クラブの登録選手は最大25名であり、そのうちホームグロウン以外の選手は17名以下と定められている。そしてホームグロウン選手として登録できるのは最大8名まで。各クラブU-21チームの選手は出場できるもののこの規定には含まれず、またホームグロウン選手の起用状況についても規定はない。
『The Athletic』は、今回FIFAが協議を進めるルールが採用された場合、移籍市場に大きな影響を与える可能性があると分析。ホームグロウン選手は売却時にクラブに純利益をもたらすため、潜在的なPSR(プレミアリーグの収益性と持続可能性に関する規則)違反を回避するために活用されてきたことを指摘しつつ、今後ホームグロウン選手の価値が変わる可能性があると予想した。
