フェイエノールトが渡辺剛の獲得に近づいている。
中央大学から2019年にFC東京に加入した渡辺は、2022年1月にベルギーのコルトレイクに加入。すぐに主力に定着すると、その1年半後の2023年夏にはヘントにステップアップした。同選手は在籍した2年間にわたって公式戦100試合に出場し、昨シーズンには公式戦48試合に出場して多くの試合でチームキャプテンを務め、カンファレンスリーグではチェルシー相手に得点を挙げるなどの活躍を残した。
ベルギーで確かなインパクトを残す渡辺に対しては、今夏の移籍市場早々からフェイエノールトからの関心が届く。しかし当初、同クラブはヘントが求める移籍金の1000万ユーロ(約17億円)程度を支払うことに難色を示し、日本代表DFへの関心を失ったと伝えられていた。
それでも、移籍市場が進む中、先日に再びフェイエノールトが獲得に乗り出したことが判明。先日にはオランダ『De Telegraaf』などが渡邊の移籍で両クラブが基本合意に達したと伝えていた。
そして22日、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏が伝えたところによると、渡辺はフェイエノールト移籍に向けて同日にメディカルチェックを受けた模様。さらに、同氏は「総額900万ユーロ(約15億5000万円)の取引は合意された。Here we go」と伝えている。
渡辺の獲得に近づくフェイエノールトは、オランダの名門で昨シーズンはエールディヴィジ3位フィニッシュを飾った。元日本代表MF小野伸二氏や横浜F・マリノスの宮市亮も在籍した同クラブには現在、日本代表FW上田綺世が所属。また、オランダ代表のレジェンドであるロビン・ファン・ペルシ監督がチームを指揮している。




