フェイエノールトがヘントの渡辺剛の獲得を目指しているが、今夏に争奪戦になる可能性があるようだ。オランダ『De Telegraaf』が伝えた。
2022年にFC東京からベルギーのコルトレイクに加入してヨーロッパに挑戦した渡辺。すると、そのパフォーマンスは高く評価されて、翌年には同国の強豪ヘントにステップアップした。2シーズン目となった今シーズンはゲームキャプテンを務めたりと、公式戦47試合に出場してカンファレンスリーグのチェルシー戦で得点を決る活躍を残している。
この活躍を受け、先日から渡辺に対してフェイエノールトからの関心が届く。上田綺世が所属するオランダの強豪は今夏の移籍市場ですでにトゥウェンテのセム・スタインの獲得で合意に達したと報じられており、それに続く補強として日本人DFの獲得に強い関心を寄せている。
『De Telegraaf』によると、渡辺に対しては昨夏や今冬の移籍市場でも他クラブからのオファーが届いていたようだが、ヘントがこれらを拒否。それでも、今夏の移籍市場でステップアップする可能性が高いと伝えられている。さらに、フェイエノールトはすでにベルギーのクラブに最初のオファーを提示したようだ。
また、渡辺に対してはフェイエノールトだけではなく、特定のクラブ名は報じられていないが、他にも複数のクラブが獲得に動く可能性がある模様。同選手の移籍金は昨夏に最低でも1000万ユーロ(約16億円)とされていたが、今夏はわずかに下がることが予想されている。
なお、フェイエノールトのDFラインを支えてきたダヴィド・ハンツコが今夏に新天地を求める可能性が高く、クラブはセンターバックの補強を目指している。




