レアル・ソシエダの久保建英の獲得にアトレティコ・マドリーが関心を寄せているようだ。スペイン『El Nacional』が伝えている。
2022年夏にレアル・マドリーから移籍し、レアル・ソシエダで活躍を続ける久保。ここまでチームの主力としてプレーし、今シーズンのラ・リーガ全試合出場を含む公式戦33試合に出場して5ゴール3アシストを記録している。
そんな久保に対しては、今冬の移籍市場でも一時報道が出ていたラ・リーガの強豪であるアトレティコ・マドリーからの関心が届いている模様。『El Nacional』によると、チームを指揮するディエゴ・シメオネ監督が同選手を高く評価しており、今夏の移籍市場のメインターゲットになる可能性があるようだ。
同メディアは、シメオネ監督の久保に対する興味について「アトレティコ・マドリーは久保がシメオネのシステムに完璧にフィットすると考えている。チームのニーズにもよるが、万能性の高さにより、彼は両ウィングやより中央でのポジションでプレーできる。さらに、彼はプレー強度や戦術面での規律により、シメオネのプレースタイルにとっての理想的な選手だ」と伝えた。
しかし、久保獲得のためにはハードルがある模様。レアル・ソシエダとの現行契約には6000万ユーロ(約96億円)の契約解除金が設定されており、主力の放出なしではアトレティコ・マドリーが捻出できる額ではない。そのため、ロドリゴ・リケルメといった選手の譲渡を含めた4000万~5000万ユーロ(約64億~80億円)のオファーを提示することを検討しているようだ。
また、アントワーヌ・グリーズマンの去就も久保の移籍に影響を与えかねない。今シーズン終了後に退団する可能性のある元フランス代表FWが、仮に噂されるアメリカに新天地を求めれば、日本代表MFと契約を結ぶための財政的な余裕も生まれるようだ。


