20240704-torres-spain-euro2008-championGetty Images

「今のチームは2008年の私たちによく似ている」。フェルナンド・トーレス、母国スペインの優勝へ期待を寄せる

チェルシーやリヴァプール、アトレティコ・マドリーで活躍し、サガン鳥栖でもプレーしたフェルナンド・トーレス。先日、スポーツベッティングブランド「遊雅堂」のアンバサダーに就任した。そんなトーレスは2008年と2012年のユーロで二度優勝を経験している。そして、 現在のスペイン代表チームが2008年の黄金世代を彷彿とさせると語り、ユーロ2024でスペイン代表の優勝を予想する。

トーレスは「遊雅堂」公式アンバサダー就任時のインタビューで、「スペインは優勝できると思います。今のチームは2008年の私たちによく似ています。当時、私たちは非常に若いチームで、誰も優勝を予想していませんでした。しかし、優勝しました。今年のスペイン代表にも、あの頃と同じ勢いを感じます」と語った。

2008年のユーロ決勝・ドイツ戦では、自身が決勝ゴールを決め、マン・オブ・ザ・マッチに選出。またこのシーズンは、リヴァプールで素晴らしいデビューシーズン(公式戦33ゴール)を飾っている。

「2008年は私のキャリアで最も特別な年でした。リヴァプールでの初めてのシーズンを経て、スペインは44年ぶりにユーロを制覇しました。決勝でゴールを決めたあの瞬間が、私のサッカー人生で最も幸せな瞬間であり、キャリアの中でも最も重要なゴールでした」と、当時を振り返った。

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トーレスが所属した黄金世代のスペイン代表は、2010年のワールドカップ優勝、2012年のユーロ連覇と、圧倒的な強さを見せつけ、当時のフットボールシーンを席巻した。

「フットボール選手にとってW杯優勝は格別です。それまではブラジルやアルゼンチン、ドイツ、イタリアのものだったトロフィーをスペイン代表として手にすることができた。まるで夢のようでした」

「2012年のユーロでは、ピケやブスケツ、アルバといった素晴らしい選手たちが加わりましたが、チームの核となる選手は同じでした」

「2008年はまるで子どもたちが集まってプレーしているようでしたが、2012年は家族のような組織として成熟しており、彼らと共に成し遂げたこの時期は本当に素晴らしかったです」

「私たちは本当に幸運でした。多くの国々が歴史的に素晴らしい選手を輩出していますが、スペインではそれらが同時期に揃いました。カシージャス、ラモス、プジョル、ピケ、イニエスタ、シャビ・アロンソ、シルバ、ビジャ、ブスケツ…。そんな素晴らしい選手たちと、私が14歳のころから長い時間ともにプレーできたことを本当に感謝しています」

スペインは7月6日(土)午前1時(日本時間)にドイツと準決勝進出をかけて対戦する。果たして、この新生・スペイン代表は2008年、2012年の黄金世代の偉業を再現できるだろうか。

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