アトレティコ・マドリーは、ポルトガル代表FWジョアン・フェリックスを巡りアル・ヒラルと交渉しているようだ。
2019年にクラブ史上最高額でアトレティコに加入したがポジションを掴みきれず、昨季後半はチェルシーへレンタルで加入したフェリックス。公式戦20試合で4ゴールを奪ったが完全移籍とはならず、今夏にアトレティコへと復帰した。しかし、インタビューでバルセロナ移籍を公言するなどの行為もあり、構想外となっていることが複数メディアで指摘されている。
そんな23歳のポルトガル代表FWに対し、今夏の移籍市場で大きな注目を集めるサウジアラビア勢が獲得に動いているようだ。スペイン『Relevo』によると、アル・ヒラルが1シーズンのレンタルに向けて高額なオファーを提示したという。
しかし、アトレティコはフェリックスをできるだけ早く放出することを望んでいるものの、完全移籍か買取義務付きのレンタルを希望。移籍市場が閉幕に近づくにつれて態度を変える可能性はあるが、来年に復帰することを前提とした提案を受け入れるつもりはないようだ。一方でアル・ヒラル側は、フェリックスの獲得を最優先事項としている模様。今後も話し合いは継続していくと伝えられている。
なお、フェリックス本人はヨーロッパでのプレー継続を望んでおり、公言しているようにバルセロナ移籍を夢見ているという。しかし、選手とジョルジュ・メンデス代理人はできるだけ早くアトレティコから離れることを望んでおり、他に興味深い選択肢が見つからない場合には、サウジアラビア移籍も排除していないようだ。
またフェリックスが移籍を望むバルセロナだが、現時点でポルトガル代表FWを獲得する計画はないとされている。チャビ・エルナンデス監督はMFベルナルド・シウバ(マンチェスター・シティ)を熱望しており、さらにジョアン・カンセロ(マンチェスター・シティ)の獲得の可能性も探っていると伝えられた。今後の展開が注目される。




