FAカップ準決勝、ブライトン対マンチェスター・ユナイテッドが23日にウェンブリー・スタジアムで開催され、0-0で迎えたPK戦を制したマン・Uが決勝に進出した。ブライトンの日本代表FW三笘薫は先発し、120分間にわたってフル出場した。
40年ぶりのファイナル進出と大会初制覇を目指すリーグ8位のブライトンと、5季ぶりの決勝進出を狙う同3位のマンチェスター・Uの対戦。ブライトンで好調を維持する三笘は定位置の左ウイングとしてスタートからピッチに立ち、対人守備に定評があるマンチェスター・UのDFワン=ビサカとマッチアップした。
試合は6分、左サイドからカットインした三笘がボックス左手前でファウルを誘ってFKを獲得。このFKでキッカーを務めたマクアリスターが鋭いシュートをゴール右に飛ばすが、これはGKデ・ヘアのファインセーブに遭う。対するマンチェスター・Uも15分、ボックス左で縦パスを受けたB・フェルナンデスがGKサンチェスの好セーブを強いる枠内シュートで相手を脅かす。
ハーフタイムにかけてもポゼッションしつつ能動的に攻めるブライトンに対し、マンチェスター・Uが縦に速いカウンターを軸に試合を進める展開に。厳しいマークに遭って時間を与えられない三笘だが、ワン=ビサカの背後を狙うことや早めにカットインしていくことで状況打開を試みる。
両チーム共に球際に厳しいプレーを続けたタイトな前半は0-0のまま終了。迎えた後半、立ち上がりに攻勢を強めたブライトンは56分、正面で三笘が放ったシュートがDFに弾かれると、ルーズボールをエンシソがダイレクトボレー。強烈なシュートを枠に飛ばすも、GKデ・ヘアのビッグセーブに阻まれて先制点とはならない。逆にマンチェスター・Uも、GKサンチェスのセーブに遭うも64分にアントニーが枠内への鋭いミドルシュートを放つ。
一進一退の攻防となった終盤にかけても、両GKが安定したゴールキーピングを継続したことで、試合は0-0のまま延長戦へ。その延長戦、マンチェスター・Uは前半終了間際にペナルティアーク左からラッシュフォードが放ったシュートが枠を捉える。だが、ここはブライトンGKサンチェスがファインセーブで得点を許さない。
一方のブライトンは延長後半9分、ワン=ビサカの交代後にボール関与を増やしていった三笘が、マクアリスターとのワンツーでゴール正面に侵入して決定機を迎える。だが、わずかにトラップが乱れてシュートまで持ち込めない。
結局、試合は0-0のままPK戦へ。そのPK戦、両チーム共に6選手が成功した中、先行のブライトンは7人目のマーチが枠外に飛ばして失敗。対するマンチェスター・Uは最後、7人目のリンデロフが決めて勝負あり。PK戦7-6で決勝進出を決めた。三笘は厳しいマークに遭い続けたものの、試合を通じて守備も積極的に参加するなど120分間を戦い抜いている。
なお、マンチェスター・ダービーとなった決勝は6月3日にウェンブリーで開催される。




