今夏アーセナルに加入したイングランド代表MFエベレチ・エゼは、リヴァプール戦でデビューする可能性がありそうだ。
クリスタル・パレスで公式戦169試合40ゴール28アシストを記録し、昨季のFAカップ優勝の立役者となったエゼ。その活躍から今夏の移籍市場で大きな注目を集めると、総額6750万ポンド(約134億円)とされる移籍金でアーセナルへの加入が決定した。前節のリーズ戦では、本拠地エミレーツ・スタジアムでサポーターへの挨拶も行っている。
そんな注目の27歳MFは、王者との一戦でアーセナルデビューを飾ることになりそうだ。アルテタ監督は31日に控える大一番へ向けた会見で、以下のように語った。
「(エゼはリヴァプール戦でインパクトを残せるか?)そうだね。彼はアンフィールドでプレーするだろうし、過去に何度もあそこでプレーしてきた。そういう状況や瞬間を楽しむタイプの選手だと思っているよ」
「彼がプレーし始めた時、チームがどう反応してどのような連携が生まれるのかがわかるだろう。長年このリーグでプレーしてきたことは心から信頼している。彼の能力に我々が適応し、可能な限り適切なポジションに置こうと努めているよ」
また「エゼを活かすためにアーセナルのスタイルを調整する必要があるか?」と問われた指揮官は、「彼が活躍できるポジションや状況に置く必要がある。そのために獲得したからね。チームになにか違うもの、予想外のものをもたらしてほしい。その成果が非常に大きいことはわかっているし、必要に応じて適応していく」とコメント。そして練習での印象について、以下のように続けた。
「まず第一に、彼のエネルギーだ。彼の隣りにいるとみんながリラックスできる。いつも笑顔で、物事を的確に捉え、的確な質問もしてくれる。それから彼のムーブ、パス、相手を楽々と抜き去る力、タイミングを見極める能力……本当に素晴らしいよ」
リヴァプール戦では、カイ・ハヴァーツやブカヨ・サカの欠場が決定的で、肩を痛めたマルティン・ウーデゴールの出場も不透明となっているアーセナル。エゼが先発でデビューする可能性もありそうだ。




