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リヴァプール、エヴァートンとのマージーサイドダービーで痛恨の黒星…遠藤航は63分からプレー

現地時間24日、イングランド・プレミアリーグ第35節、遠藤航の所属するリヴァプールとエヴァートンによるマージーサイドダービーが行われた。

リヴァプールは過密日程を考慮し、3試合ぶりの勝利を手にした前節から中盤をごっそり入れ替え、遠藤はベンチからのスタート。ジョタとガクポが離脱した前線にはサラー、ヌニェス、ルイス・ディアスが並んだ。

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今季限りで退任するクロップ監督にとっては最後のマージーサイドダービーとなるが、エヴァートンに対しては通算成績わずか1敗という相性の良さを誇る。しかし、立ち上がりに決定機を掴んだのはホームのエヴァートン。5分、右サイドからのハリソンのアーリークロスに抜け出したカルバート=ルーウィンが、飛び出したGKアリソンと接触し倒れてエヴァートンがPKを獲得。アリソンにはイエローカートが提示されたが、VARの結果、PKもイエローカードもオフサイドにより取り消しとなった。

17分にはFKをタルコフスキーが頭で折り返し、最後はカルバート=ルーウィンが頭で押し込むもGKアリソンが正面ではじき返す。27分、またもセットプレー崩れから、ゴール前のこぼれ球をゴッドフリーがシュートもブロック。さらにリヴァプール守備陣のクリアミスもあり、こぼれ球を最後はブランスウェイトが押し込み、エヴァートンが先制する。

先制を許したリヴァプールの反撃は36分、マクアリスターのクサビのパスをサラーが流してエリア内右にヌニェスが抜け出すが、右足でのシュートはGKピックフォードが素晴らしい反応ではじき出した。43分には浮き球をサラー、ヌニェスが頭で繋ぎ、最後はL・ディアスが押し込むもGKピックフォードが正面ではじく。

45分にもアレクサンダー=アーノルドの長いクサビのパスをヌニェスが落とし、サラーが狙うもDFがブロック。こぼれ球をサラー自ら押し込むも枠を捉えることができず。エヴァートンが1点をリードして試合を折り返した。

後半、1点リードのエヴァートンはマイコレンコに代えてアシュリー・ヤングを投入。追いかけるリヴァプールが前半以上にボール保持率を上げるが、エヴァートンもカウンターとセットプレーでリヴァプールゴールを脅かす。

迎えた57分、マクニールの強烈なミドルシュートはGKアリソンがはじいてCKへと逃れた。するとこのマクニールの右CKをファーサイドのカルバート=ルーウィンがフリーで高い打点のヘディングを叩きつけ、エヴァートンが大きな追加点を挙げる。

2点ビハインドとなったリヴァプールは63分、ショボスライ、カーティス・ジョーンズ、コナテを下げて遠藤、エリオット、クアンサーを投入。69分には左サイドからカットインしたL・ディアスのシュートが右のポストを直撃した。

ボールは保持するものの、思うように決定機を作れないリヴァプールは84分にアレクサンダー=アーノルドとロバートソンの両サイドバックを下げてツィミカスとゴメスを投入。90分には、CKのこぼれ球をペナルティーエリア手前で拾ったエリオットがドライブ回転のかかったボレーを放つが、これはGKピックフォードがゴール上へとはじき出した。

どこかエンジン全開といかないリヴァプールの攻撃陣は、アディショナルタイムの5分間でもエヴァートンゴールを破れず。クロップ監督に対して1勝しか挙げられていなかったエヴァートンが、残留に向けて大きな勝ち点3を手にした一方、優勝を争うリヴァプールにとっては痛すぎる敗戦となった。

■試合結果

エヴァートン 2-0 リヴァプール

■得点者

エヴァートン:ブランスウェイト(27分)、カルバート=ルーウィン(58分)

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