エヴァートンは12日、イングランド代表MFジャック・グリーリッシュの期限付き移籍での獲得を発表した。
アストン・ヴィラ出身のグリーリッシュは、ファーストチームに昇格して以降、チームキャプテンを務めるなど活躍。これが評価されて、2021年夏には当時のイギリス史上最高額でマンチェスター・シティに加入した。その後、2023年のチャンピオンズリーグ初制覇を含む3冠達成などに貢献した同選手だが、近年はチーム内での序列を下げる厳しい状況に。特に昨シーズンはリーグ戦先発7試合のみと大幅に出番を減らし、今夏のFIFAクラブワールドカップのメンバーからも外れた。
これを受け、グリーリッシュが今夏に新天地を望むと伝えられており、その去就には注目が集まっていた。イタリア王者ナポリやトルコのベシクタシュなどからの関心も報じられる中、プレミアリーグのライバルであるエヴァートンが強い関心を示し、獲得に向けて素早い動きを見せてクラブ間合意にこぎつけていた。
そして12日、エヴァートンはグリーリッシュの期限付き移籍での獲得を発表。移籍期間は1シーズンとなり、ファブリツィオ・ロマーノ氏によると、来夏の5000万ポンド(約100億円)での買取オプションが付帯しているようだ。
エヴァートンで18番を着用することの決まったグリーリッシュは「エヴァートンと契約できてとてもうれしい。僕にとってとても大きなことだ。ここは最高のファンのいる最高のクラブだ」と話し、喜びを続けた。
「監督と話をしてすぐに僕が行きたい場所は1つしかないということがわかった。ソーシャルメディアにエヴァートンサポーターから大量のメッセージが届き、これが僕がエヴァートンを選んだ理由の1つだ。僕が受け取ったすべてのメッセージに感謝を伝えたい。みんなからの愛情とサポートに感謝している。今すぐに君たちに恩返しできることを願っているし、これからそうすることになると確信している」
また、18番を選んだ理由については「僕の大好きな2人のイングランドの選手はウェイン・ルーニーとポール・ガスコインで、彼ら2人がこの背番号を背負っていた。だから、18番が空いていることを知り、僕にとって完璧だったし、これは僕が付けようとした唯一の背番号だった。ここに来る前にウェインと話をして、この背番号を付けることを言った。彼も喜んでくれればいいね」とコメントした。





