プレミアリーグは、エヴァートンとノッティンガム・フォレストをファイナンシャル・フェア・プレー(FFP)違反で処分することを発表した。
プレミアリーグのFFPに関連する規則で、所属クラブは3年間で最大1億500万ポンド(約195億円)の損失を計上することを認められている。しかしこの度、エヴァートンとノッティンガム・フォレストが2022-23シーズンの決算でこの規則に抵触したことが独立委員会の調査で明らかになった。
15日、プレミアリーグは声明の中でエヴァートンとノッティンガム・フォレストの両クラブがリーグ規則に抵触したことを認めたことを明かし、続けて「これは2022-23シーズンまでの評価期間で許容される額を超えた継続した損失の結果によるものだ。プレミアリーグの規則に基づき、両件は司法委員会に付託され、同委員会は今後、適切な処分を決定するために独立した委員会に委ねることになる」と伝えた。
なお、両クラブは今後、罰金もしくは勝ち点剥奪の処分を受けることが予想されている。
エヴァートンは今シーズン、すでに過去3シーズンの損失が許容額を超過していたことからプレミアリーグからすでに勝ち点10の剥奪処分を科されている。さらなる処分を受ける可能性を受け、同クラブは「進行中の異議申し立ての間、クラブの立場を守り続ける」と主張した。
一方のノッティンガム・フォレストは、チャンピオンシップに所属する期間もあったため、許容される損失額は過去3シーズンで最大6100万ポンド(約113億円)と他クラブよりも少ない。それでも、昇格した2022年夏に21名もの新戦力を獲得するなど2億5000万ポンド(約464億円)の支出を計上していた。処分が科される可能性を受け「迅速で公平な解決策が出ることを信じている」と声明を出した。