tottenham-manchester(C)Getty Images

今季のELはレベルが低下?現地記者が指摘「CL敗退チームが出場しなくなったことで…」

イギリス『スカイスポーツ』のカヴェ・ソルヘコル記者は、今季のヨーロッパリーグ(EL)について持論を展開した。

今季からレギュレーションも一新されたEL。すでに準決勝ファーストレグまでが終了し、トッテナムがボデ・グリムトに3-1で、マンチェスター・ユナイテッドがアトレティック・クルブに3-0で快勝。8日にセカンドレグが行われるが、プレミアリーグ勢同士によるファイナル実現の可能性が高まっている。

しかし、今季のELについては様々な意見も。昨季まではチャンピオンズリーグ(CL)グループリーグで3位となった8クラブもELに回っていたが、今季からはレギュレーション変更によってCL敗退チームがELに回ることがなくなっている。さらに、プレミアリーグで16位のトッテナムと15位のマンチェスター・ユナイテッドが決勝に進むことが濃厚となっていることもあり、一部ではレベルの低下も指摘されていた。

そして『スカイスポーツ』でチーフリポーターを務めるソルヘコル氏は「UEFAは、CL敗退クラブがELに回る制度を復活させる予定はない」としつつ、以下のように持論を展開している。

「そのため、EL全体のクオリティが低下しているとの懸念が生じている。特に、来季のCL出場権という大金を積んででも欲しい賞がかかっていることを考えると、なおさらだ。マンチェスター・Uとトッテナムが決勝の最有力候補だが、プレミアリーグではそれぞれ15位と16位である」

「仮に今季、CLからELに8クラブが回る制度が残っていれば、スタッド・ブレスト、マンチェスター・シティ、ミラン、スポルティングCP、アタランタ、ユヴェントス、セルティック、モナコが、新たなノックアウト方式のプレーオフに回っていたかもしれない」

なおELとCLの関係を巡っては、先日に元アーセナル指揮官アーセン・ヴェンゲル氏が「EL優勝チームが来季のCL出場権を獲得するルールをUEFAは再考すべき」と発言したことも話題となっている。

広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0