ウェスト・ハムはホームでのヨーロッパリーグ準決勝の1戦目でフランクフルトに1-2で敗戦。イギリス紙『ガーディアン』は決勝点を奪った日本代表MF鎌田大地を「この試合の最も傑出した選手」と絶賛した。
28日のこの試合ではフランクフルトは開始50秒でMFアンスガー・クナウフが先制弾を奪うと、ウェスト・ハムは21分にFWマイケル・アントニオがネットを揺らし1-1に。後半54分、MFジブリル・ソウがエリア内でシュートを放つと、GKアルフォンス・アレオラが決死のセーブするも鎌田がこぼれ球を無人のゴールに流し込み、アウェーチームが再びリード。その後スコアは動かず、試合はフランクフルトが先勝を収めた。
『ガーディアン』はマッチレポートでウェスト・ハムのパフォーマンスについて、「アディショナルタイムではジャロッド・ボーウェンのオーバーヘッドキックが惜しくもクロスバーを叩いたが、誰もこれ(敗戦)を不運なストーリーと誤解すべきではない」と強調。「フランクフルトが長い間、優勢だったのが現実」としつつ、試合後の「デイビッド・モイーズ(監督)の主な感情は、ウェスト・ハムのヨーロッパリーグ決勝進出の希望がまだ泡と消えていないことへの安堵の気持ちに違いない」と表現した。
同紙の記者はそんな中でも特に鎌田のプレーが印象的だったようだ。
「簡単なゴールを許すことで知られないはずのウェスト・ハムだが、アイントラハトのカウンターアタックの対応では始終心地よいように見えなかった。ブンデスリーガのチームにたくさんのスペースが生まれ、ヴェスト・ハムはマイケル・アントニオが同点を決めるなど意地を見せたものの、巧みなフットワークやパスコースを見出す眼によりこの試合の最も傑出した選手に輝いたダイチ・カマダが決勝ゴールを挙げるに相応しいと感じさせた」
また、「ウェスト・ハムにはカマダに匹敵する創造的なプレーヤーがいなかった」とも記す記者は鎌田が先制点に絡んだことについて「サプライズではなかった」とも指摘。開始早々のその場面についてこう続けている。
「美しくつくり出されたゴールだった。カマダが左サイドでボールを前方へと運び、ラファエル・ボレがペナルティエリア端でターン。クル・ズマが負傷から復帰し、クレイグ・ドーソンとCBを組むことから勇気を得たウェスト・ハムは困難な状況に直面していることにすら気が付いていないようにも見えた。ボレにはスペースを与え過ぎ、このストライカーがパブロ・フォルナルスの後ろへクロスを送ったとき、まるでクナウフが右ウィングから飛んで来てファーサイドに現れ、アルフォンス・アレオラの横を通るヘディングシュートを放つことを把握していたようだった」




