欧州サッカー連盟(UEFA)は、前半終了後に中断されたEURO2024予選のベルギー代表対スウェーデン代表を再開しないことを発表した。
16日に行われたEURO2024予選グループF第8節でベルギーとスウェーデンがブリュッセルで対戦。試合は1-1でハーフタイムに突入したが、このまま中断されることが決定した。この試合前にはスタジアム近郊でテロ事件が発生し、2名のスウェーデン人が銃殺され、1人が重傷を負っており、安全上の理由からこの決定が下されていた。
UEFAは19日、声明の中で「この試合は放棄され、ハーフタイムのスコア(1-1)が最終的な結果となる。両チームに勝ち点1ずつが与えられる。出場停止は消化されたとみなし、イエローカードは有効なままである」と伝え、決定に至った経緯を続けた。
「この決定を下すために、執行委員会は後日に試合の残りをプレーすることが不可能であることを認識した。ベルギーサッカー協会とスウェーデンサッカー協会の両者が試合の残りをプレーすることを望まず、ハーフタイムのスコアを最終結果と考慮することを明確に申し出た。ベルギーがすでに本戦出場を決め、計算上スウェーデンの敗退が決まったため、この試合の結果はグループFに影響を与えない」
なお、スウェーデン人2名を銃殺した犯人は、試合翌日の17日に警察によって射殺されたと報じられている。
