NECナイメヘンのMF佐野航大は、去就が騒がれ続けている。そんな中、同クラブのOBがアヤックス行きの可能性について懐疑的な見方を示した。
現在22歳の佐野は2023年夏からNECでプレー。今季からはセントラルMFとしてさらに存在感を高め、エールディビジ上位争いに絡むチームの快進撃に大きく貢献している。そして今冬には、プレミアリーグのノッティンガム・フォレストや国内のアヤックスなど複数クラブから獲得オファーが届いたものの、NECはそれらを拒否したと伝えられた。
一方で、佐野の今夏以降の去就は依然として不透明だ。NECのOBであるダニー・ヘークマン氏は『Voetbal International』の取材に対し、「佐野は明らかに良い選手だ。両足を使えて、ハードワークを惜しまず、ボール奪取にも優れている。間違いなくステップアップできると思う」と評価。その上で「問題は行き先だ。プレミアリーグやブンデスリーガはまったく異なる環境だ。しかし、チャンスが来れば簡単に断れるものではないだろう」と語り、ステップアップの可能性が高いとの見解を示した。
とはいえ、アヤックスは新天地候補に含まれないかもしれない。ヘークマン氏は「まあ、今のアヤックスはもはやかつてのアヤックスではない。以前は無条件で飛び込めるような『巨人』だったが、今はもはやトップ級のチームとは言えない。(ユーリ)レヘールや(ユーリ)バースのような選手が先発に名を連ねている事実を見れば、考えさせられる」と指摘。また、これまで報じられている移籍金にも言及した。
「NECが2000万ユーロ(約36億6000万円)を断ったのは評価に値する。チームは良いシーズンを送っており、競技面での野心を優先すべきだからだ。2000万ユーロは今の時代、簡単に消えてしまう金額だ。その額を手にしたことは広く知れ渡り、クラブはより大きな資金規模の土俵に立つことになってしまう」


