カタール・ワールドカップグループB最終節が行われ、ウェールズ代表とイングランド代表が対戦した。
勝利で決勝トーナメント進出可能なウェールズはアーロン・ラムジー、ガレス・ベイル、ダニエル・ジェームズらが先発。一方、引き分け以上で突破できるイングランドはマーカス・ラッシュフォード、フィル・フォーデン、カイル・ウォーカーらが初先発となった。
序盤からウェールズがブロックを作り、イングランドがボールを支配するという展開に。10分、ハリー・ケインのスルーパスにラッシュフォードが抜け出してシュートを放つも、GKダニエル・ウォードが身を挺してブロック。イングランドの先制点は許さない。
38分にもゴール右からのコンビネーションで、フォーデンがシュートに至るも枠は捉えきれない。ウェールズが粘り強い戦いを見せ、前半をスコアレスで終える。
ウェールズは後半からベイルを下げるという決断を下す。だが、先制したのはイングランド。50分、ラッシュフォードがゴール左からのFKを直接沈め、鮮やかな得点を記録した。その直後には、ハイプレスで奪うとケインのクロスにフォーデンが押し込み、2-0とした。
55分にはムーアがミドルレンジから狙い、DFに当たったボールがゴールに飛ぶが、ジョーダン・ピックフォードがセーブした。その後、イングランドはケイン、ウォーカー、デクラン・ライスを下げ、決勝トーナメントに向けて休ませるという交代に動く。
68分にもラッシュフォードが左サイドから裏に抜け出す。最後はカットインから左足を振り抜き、GKの股を抜いて決定的な3点目を記録した。
イングランドはそのまま安定した戦いぶりで3-0と勝利。首位通過となり、決勝トーナメント1回戦でセネガルと対戦する。