England v Andorra - FIFA World Cup 2026 QualifierGetty Images Sport

「トゥヘル就任で前進どころか後退している」予選4連勝も…イングランド代表を現地記者が酷評

トーマス・トゥヘル監督体制のイングランド代表について、イギリス『BBC』チーフ記者が厳しく評価している。

2026年ワールドカップ優勝を目指し、今年1月からトゥヘル体制がスタートしたイングランド。開幕したワールドカップ欧州予選でも見事なスタートを切っており、4連勝で8ゴール無失点を記録するなどグループKの首位を快走している。

しかし、2-0で勝利したアンドラ代表戦の内容には厳しい指摘も。FIFAランキングで174位と大きく下回るチームとの対戦について、『BBC』チーフ記者フィル・マクナルティ氏は以下のように綴った。

「イングランドの選手たちはアンドラ戦後、ヴィラ・パークを一周してスタンドに拍手を送った。しかし、何千もの空席に向けられた拍手は、この悲惨なワールドカップ予選の残酷さを如実に物語っている」

「『ワールドカップに出場できない』というのは無理がある。だが、サー・ガレス・サウスゲートが退任してトゥヘルがやってきた後、迎えるはずだった輝かしい新時代はまだ到来していない。トゥヘルはまだ、イングランドに何のアイデンティティも刻み込んでいない。EURO2024決勝でスペインに敗れてサウスゲートは去ったが、トゥヘル就任以降のチームは前進どころか後退しているとすら言える。試合終了のかなり前から何千人ものファンが出口に向かったことで、それがはっきりと示されている」

さらに同記者は、「トゥヘル就任以降で一貫して懸念されているのは、プレーアイディアやインスピレーション、決定力、そして勢いが全く欠けていることである」とし、新体制移行後のチームの軸が見えてこないと厳しく指摘した。

なおイングランドは、予選5連勝をかけて9日にセルビアと敵地で対戦する。

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