イングランド代表の主将を務めるハリー・ケインは、ケガが心配される中、万全な体調でEUROに臨めると考えているようだ。
ケインは2週間前、バイエルンがレアル・マドリーに敗れたチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグの後半に途中交代したが、その後はブンデスリーガ最終節にかけての2試合を欠場。トーマス・トゥヘル監督もケインが動くのに苦労していると語っており、EUROに間に合うかが注目されていた。
そんな中、イングランドサッカー協会は21日、EURO2024に挑む候補メンバーを発表。ケインを選出したことについて問われたサウスゲート監督は、「今はかなり回復している」と主張し、現在の状況について説明した。
「彼はかなりリラックスしている。無理をして最終戦に出場しなかったのは賢明な判断だと思う。背中の問題は旅行やその他のことで起こりうるものだが、現時点では心配しているようなことではない。私たちの理解では、今はかなり回復しているということだ」
昨夏にトッテナムからバイエルンに移籍したケインは、今季45試合に出場して44ゴールを挙げた。トロフィーを獲得することはできなかったが、サウスゲート監督はケインに対する期待を語っている。
「彼にとって良いことではないだろうし、周囲からどう言われるかは分かっているはずだ。しかし、その挑戦への愛と、この仕事を成功させたいという思いは決して揺らぐことはなく、彼は間違いなく今回の大会も楽しみにしている。リーグ優勝を逃したことはもちろん悔しいだろうが、クラブで起きていたことは外から見てもはっきり分かっただろう。彼はより高い位置にいることを求められ、ビルドアップにはあまり関与しなかった。それでも、リーグ戦でのゴールという点では、私たちが思っていた通りの結果を出してくれていたんだ。クラブは彼の活躍に満足しているはずだ」