イングランド代表のガレス・サウスゲート監督は、スロバキア代表戦の劇的逆転劇を振り返った。
EURO2024の優勝候補の一角として大きな期待を集めたイングランド。しかしグループステージは1勝2分けに終わり、そのパフォーマンスから現地メディアや解説者、OB、そしてファンからも厳しい批判が相次いでいた。そして30日に決勝トーナメント1回戦に挑むと、スロバキア相手に先制を許す苦しい展開に。それでも後半アディショナルタイム、ジュード・ベリンガムが劇的な同点弾を叩き込むと、延長前半にハリー・ケインが逆転弾。2-1で勝利を飾っている。
劇的な展開で逆転勝利を達成し、準々決勝へ駒を進めたイングランド。ベリンガムの同点弾までは枠内シュートが1本もないなど再び苦しんだが、サウスゲート監督はチームを信じていたようだ。会見で以下のように語った。
「ゴールが決まると最初からずっと信じていた。こんなに遅くなるとは思わなかったけどね。まだ家に帰る準備はできていない。選手も明らかに同じ気持ちだった」
イングランドは準々決勝で、前回王者イタリアを破ったスイスと激突する。記者から「感情に任せるのか、もっと分析していくのか」と問われた指揮官は、「もちろん監督としてできることはすべてやる。選手が示したメンタリティ、そこから得た信念を基盤にするつもりだ」として、以下のように続けている。
「同時に、私に甘い考えはない。この大会だけでなく長期間にわたって素晴らしい成績を残してきたチームと対戦するんだ。大きな戦術的課題となるだろう」
「レベルをさらに上げなければいけないことはわかっている。だがメンタリティと団結力は高まってきた。準備期間からここまで解決すべき問題はたくさんあったが、様々な工夫をしつつ若手にチャンスを与えながら、なんとか方法を見つけてきた」
「(スロバキア戦に)勝ったとはいえ、周りの反応は想像できる。だが、まだ我々はここに残っている。疑問の余地がないのは情熱、献身、キャラクターだ」
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