イングランド代表MFフィル・フォーデンは、批判が集中するガレス・サウスゲート監督やチームについて語っている。
各ポジションに強力なメンバーを擁し、EURO2024優勝候補の一角として大きな期待を集めたイングランド。しかしグループステージは1勝2分け(2得点1失点)、決勝トーナメント1回戦は後半アディショナルタイムの劇的同点弾と延長戦のゴールでなんとか勝利したものの、そのパフォーマンスには現地メディア、OB、解説者、そしてファンから強烈な批判を浴びている。
特にサウスゲート監督への批判は開幕直後から相次いでおり、スロベニア戦(0-0)後には一部ファンからブーイングやものが投げつけられる事態も発生した。指揮官への重圧が高まる状況だが、ここまで4試合すべてに先発するフォーデンは「選手も責任の一端を負わないと」と『スカイスポーツ』で語った。
「何人かのリーダーで集まって、なぜうまくいかないのか解決策を見つけないとね。監督にできることは限られている。チームをシステムの中に組み込み、どうプレッシャーをかけるかを指示する。それがうまくいかないのであれば、やらないといけないんだ」
「ガレスには同情する。彼もこうしようとは思ってなかった。練習ではプレスをかけて高い位置でプレーするように言っていたんだ。選手たちからプレッシャーをかけていかなければいけない時もあると思う。僕らみんながリーダーにならないといけないし、もう少し団結して解決策を考え出すこともできたはずだ」
「だからそれについてみんなで話し合った。試合でまた同じようなことが起きれば、一緒に解決策を見つけ、何が間違っているか見極め、プレスを調整できると思う」
なおフォーデンは、昨季プレミアリーグで35試合19ゴール8アシストを記録し、マンチェスター・シティの優勝に貢献したことで年間最優秀選手に輝いていた。しかし、EURO2024ではこれまで得点に絡めていない。本人は悔しさを感じつつ、結果を残したいと意気込んでいる。
「プレミアリーグのベストプレイヤーだったのに、ここで実力を発揮できないなんて僕じゃない。毎試合少しずつ良くなっていると思うし、代表チームでも良いパフォーマンスを見せたいんだ。代表チームで示すこと、それがいつだって目標だった。ゴールが決まれば、誰も何も言わないだろう。それがフットボールなんだよ」
イングランドは6日、準々決勝でスイスと激突する。
.png?auto=webp&format=pjpg&width=3840&quality=60)
