現地時間26日、国際親善試合が行われ、イングランド代表とベルギー代表が対戦した。
エースのケインらを欠き、ブラジル代表に惜敗したイングランドはトニー、ボーウェン、メイノーを先発起用。一方のベルギーもスコアレスドローに終わったスコットランド代表戦でベンチスタートだったルカク、ドク、オナナ、マンガラらを先発で起用した。
ブラジル戦ではウォーカーが負傷交代するアクシデントのあったイングランドは、この試合でも負傷者が出てしまう。9分、ストーンズが足を痛め、治療するもプレー続行不可としてゴメスとの交代を余儀なくされた。
さらに11分、GKピックフォードのフィードをオナナがカットすると、これを受けたティーレマンスがそのままゴール右へと流し込み、ベルギーが先制する。
ボール保持で上回るイングランドは15分、スルーパスに抜け出したトニーがエリア内でフェルトンゲンに倒されてPKを獲得。このPKをトニーが自らゴール左へと沈め、自身の代表初ゴールで同点に追いついた。
さらに27分、右CKをファーサイドのダンクが頭で折り返すと、最後はボーウェンが押し込んでイングランドが逆転したかに思われたが、VARの結果、オフサイドによりノーゴールとなった。
守勢の続くベルギーだが、36分にCKを防いでカウンター。右サイドでボールをキープしたルカクが左足のアウトフロントでクロスを上げると、ファーサイドに走り込んだティーレマンスがダイビングヘッドで合わせ、ベルギーが再び勝ち越しに成功する。
70%を超えるボールポゼッションを誇りながらも1点ビハインドで後半を迎えたイングランドはベリンガム、フォーデン、トニーがベルギーゴールに迫る。79分にはボーウェンの突破からフォーデンがエリア内左からシュートを放つも、ゴール右へとわずかに外れた。
追いつきたいイングランドはマディソン、ゴードン、ワトキンスを投入し、ベルギーもルケバキオ、ムニエ、フェルメーレン、オペンダ、ファエス、バチュアイを投入。イングランドが攻勢に試合を進めるものの、ベルギーも粘り強い守備で耐えながらしたたかにカウンターを狙う。
このままベルギーが逃げ切るかと思われた終了間際、マディソンの折り返しをベリンガムがベルギーゴールに蹴り込み、土壇場でイングランドが同点に追いつく。試合はそのまま終了し、イングランドが辛くもウェンブリースタジアムでの連敗を免れた。
■試合結果
イングランド 2-2 ベルギー
■得点者
イングランド:トニー(17分PK)、ベリンガム(90+5分)
ベルギー:ティーレマンス(11分、36分)
