ヨーロッパリーグ決勝が22日に行われ、アタランタとレヴァークーゼンが対戦した。
アタランタはジャンルカ・スカマッカをトップとし、アデモラ・ルックマンとシャルル・デ・ケテラーレがその後ろに入った。レヴァークーゼンはアミーヌ・アドリを頂点にフロリアン・ヴィルツとジェレミー・フリンポンが下に入り、中盤にはグラニト・ジャカやエセキエル・パラシオスが並んだ。
公式戦51試合無敗のドイツ王者レヴァークーゼンを相手に、アタランタが牙を剥く。12分、コーナーキックの流れから右サイドをダヴィデ・ザッパコスタが突破。クロスをファーサイドへ走り込んできたルックマンがDFの前で合わせ、アタランタが大きな先制点を挙げる。
さらに28分、レヴァークーゼンが後方でミスが出ると、ボールはルックマンへ。左サイドからカットインして右足を振り抜く。強烈なシュートがゴール右へ突き刺さり、アタランタがリードを2点に広げる。
レヴァークーゼンは裏のスペースを突くなどチャンスを作るものの、細かいミスが目立ち、ゴールに結びつけることはできず。アタランタが2-0とリードして前半を終える。
後半からレヴァークーゼンはFWヴィクター・ボニフェイスを入れ、最前線に据えた。そして、フリンポンは本来のウイングバックへと下りている。前線に起点ができたことでレヴァークーゼンがチャンスを作り始め、得意のサイド攻撃からゴールに迫る。
69分にはレヴァークーゼンはロベルト・アンドリッヒとアダム・フロツェクを入れ、メンバーを入れ替える。
しかし、後半の数少ないチャンスをアタランタが活かす。75分、スカマッカのパスを受けたルックマンが左から今度は縦に突破。左足でゴール右に叩き込み、アタランタが3点目を挙げる。ルックマンはヨーロッパリーグ史上初の決勝でのハットトリックを記録した。
結局、レヴァークーゼンはゴールを奪うことができず、アタランタが3-0で完勝。アタランタがヨーロッパリーグ初優勝を飾っている。