現地時間13日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)はラウンド16のセカンドレグが行われ、ドルトムントはホームのジグナル・イドゥナ・パルクにPSVを迎えた。
敵地でのファーストレグを1-1のドローで折り返したドルトムントは、立ち上がりからPSVを圧倒。開始わずか2分、フュルクルクのポストプレーからブラントが抜け出すもシュートは打てず、こぼれ球を拾ってつなぎ、最後はマーステンがエリア内左からシュートを放つもGKベニテスがはじいてゴール上へと外れる。
試合が動いたのはそのわずか1分後、ブラントの落としを受けたサンチョがペナルティーエリア手前から右足を振り抜くと、抑えの利いたシュートがDFの股を抜けてゴール左へと決まり、ドルトムントが幸先よく先制。これで2試合合計2-1と勝ち越しに成功した。
先制したドルトムントは優位に試合を進め、16分にはエリア内右に流れてボールを受けたブラントのシュートをGKベニテスがはじき、こぼれ球をマーレンが押し込むも再びGKベニテスがセーブしてCKへと逃れた。
PSVの反撃は31分、右サイドからカットインしたバカヨコが強引にシュートを放つも、これはGKコーベルの正面。さらに34分、高い位置でボールを奪い、ティルがフィニッシュまで持ち込むも再びGKコーベルが正面で抑えた。
後半、1点を追うPSVはティルに代えてロサーノを投入。すると53分、ロサーノの強烈なミドルシュートがドルトムントゴールを強襲するが、これは左のポストを直撃する。
さらに56分、バカヨコのパスに抜け出したテゼがエリア内右からシュートを放つも、GKコーベルがはじいてCKへ。
後半は完全に前半とは流れが逆転し、ドルトムントはほとんどボールを保持できず、PSVが攻守において圧倒する。
流れを変えたいドルトムントは58分、ブラントに代えてヌメチャを投入し、70分にはマーレンに代えてアデイェミを投入。さらには75分にサンチョが負傷するアクシデントが起き、ロイスが投入され90分での交代枠を使い切った。
すると直後の78分、右サイドからのFK。ロイスのキックをゴール前に飛び出したフュルクルクが合わせてネットを揺らす。守勢の続いていたドルトムントが大きな追加点を奪ったかに思われたが、これはオフサイドによって取り消しとなった。
その後もPSVが猛攻を仕掛け、ドルトムントは我慢の時間帯が続く。アディショナルタイムの5分間もドルトムントゴールを脅かし続けたPSVだが、最後まで守護神コーベルの牙城を崩すことはできず。逆にドルトムントは終了間際、ババディが足を滑らせ、最前線でボールを奪ったロイスが難なくネットを揺らして勝負あり。ドルトムントが2試合合計3-1で準々決勝進出を決めた。
■試合結果
ドルトムント 2-0 PSV
(2試合合計3-1でドルトムントがベスト8へ)
■試合結果
ドルトムント:サンチョ(3分)、ロイス(90+5分)




