ドルトムントは、夏に再び監督交代に踏み切る可能性があるようだ。
昨季はチャンピオンズリーグ決勝に進出したドルトムント。しかし、選手や幹部との関係悪化が伝えられていたエディン・テルジッチ元監督が辞任を発表。OBであるヌリ・シャヒン前監督が就任した。だが、新体制ではブンデスリーガ第18節終了時点で10位と低迷、苦しい中で再び監督交代を決断し、1月末に新たにニコ・コヴァチ監督を招聘している。
そんなドルトムントだが、チャンピオンズリーグではリール相手にラウンド16のファーストレグを1-1で終えて準々決勝進出の可能性を残すものの、ブンデスリーガでは5試合を戦って2勝3敗と立て直せず。4位フランクフルトとの差「7」の10位となっており、来季の欧州カップ戦出場権が危うくなっている。
そしてドイツ『スカイ』によると、2026年まで契約を結ぶコヴァチ監督だが「目標を達成できなかった場合」夏に退団する可能性があるようだ。
同メディアは、ドルトムント側は違約金が発生することもあって早期解任は選択肢にないものの、欧州カップ戦出場権が確保できなかった場合は特殊な契約解除条項が存在するという。その金額はコヴァチ監督の基本給50%に設定されているようだ。指揮官は現在年俸300万~400万ユーロ(約4.8億円~約6.4億円)を受け取っているようだが、この条項では指揮官とスタッフを合わせて約300万ユーロ(約4.8億円)の支払いになると伝えられている。
苦しむドルトムントは、12日にチャンピオンズリーグでリールと激突。その後15日に6位RBライプツィヒ、インターナショナルウィークを挟んで30日に3位マインツとの一戦を控えている。


